現代社会の顕著な特徴として挙げられるのが、スマートフォン(Smartphone)の急速な普及、
モバイル技術(Mobile Technology)の高度化ではないでしょうか。その理由は、何より便利であ
る、ファッション性も兼ね備えた、オールラウンドモバイルデバイス(All-round Mobile Device)
であり、このモバイルデバイス(Mobile Device)一台で、どこへでも手軽に持ち運べて、どこか
らでも電話やメール、インターネット接続ができ、写真や動画を撮影しておいたり、SNS(Social
Networking Service)へアップロードして、ネットワークでの交流を深めることや、財布代わり
に、キャッシュレスで買物したり、何か調べものや勉強をしたり、雑誌や音楽、動画、メタバー
ス(Metaverse)を楽しんだりすることも、ChatGPTに代表されるLLM(Large Language Model :
大規模言語モデル)や、その他の生成AI(Generative Artifical Intelligence)を活用して、通勤途中や
カフェで仕事をしたりと、スマートフォン(Smartphone)を持つことで、生活の幅が格段に広がり、
ライフスタイルをより豊かにしててくれるからだと考えられます。

また、デジタルテクノロジー(Digital Technology)と情報通信技術(ICT=Information and
Communication Technology)の融合は、IoT(アイオーティー=Internet of Things)、
あらゆるモノをインターネットに接続する技術としても、急速な発展を続けています。

例えば、スマートスピーカー(Smart Speaker)に「音楽をかけてくれる？」とお願いすると、
好きな曲を再生してくれます。スマートスピーカー(Smart Speaker)の代わりにスマートフォン
(Smartphone)にスマートホームアプリ(Smart Home App)をダウンロードして、IoT家電とイン
ターネットで接続して、音声で操作したり、帰宅前にエアコンを遠隔操作でオンにしておいて、
帰宅時に快適に過ごすこともできます。IoTの技術は、車の自動運転にも活用されています。車
に搭載されているセンサー(Sensor)が位置情報や走行状況のデータ(Data)を収集して、AIがその
データを分析して、分析結果を車に送り、送られてきたデータ(Data)に応じて、自動運転シス
テムが、これまでの人(運転手)に代わり、運転を行うという仕組みです。

Maas(Mobility as a Service)というモビリティサービスも、普及しつつあります。Maasとは、あ
らゆる交通手段をインターネット上でシームレスに繋ぐことによって、目的地までのルートや
交通手段の検索、予約、キャッシュレス決済などが、アプリやネットで、一括で行えるサービ
スのことです。交通手段、検索、決済などの効率化・最適化を実現することで、移動の概念が
これまでとは少し変わるでしょう。観光地へ訪れることが容易になり、楽しみも増え、地域活
性化に繋がります。自家用車の利用が減り、CO2(二酸化炭素)の削減効果が期待できます。自動
運転やAIなどの様々なテクノロジー(Technology)とのいっそうの融合が、過疎地における諸問
題や地域格差の是正に貢献するでしょう。

話は少し変わりますが、地球温暖化の原因とされるCO2(二酸化炭素)の削減が世界的課題にな
っていますが、植物の持つ最大の神秘、光合成(Photosynthesis)を人為的に再現する、人工光合
成(Artifical Photosynthesis)の研究も進んでいて、その技術が実用化されれば、CO2(二酸化炭素)
の削減に効果を発揮するばかりではなく、新しいエネルギー資源として、化石燃料からの変換
が可能となり、環境に優しい新たな再生エネルギーが誕生することで、未来へ繋がってゆく持
続可能な世界を構築・実現できる、その途上に、今、私たちの現在地は位置しています。

これから、各テクノロジー(Technology for the Future)は、よりいっそうの発展と融合を遂げる
でしょう。ただ、それは、”諸刃の剣“となる危険性もあります。
未来の子供たちへ伝えるべき価値(Sense of Values)とは？

私たちは、私たちの真価(進化)が問われる時代に位置しているとも言えそうです。
ターミネーター(The Terminater)という映画のような未来へ向かわないことを、願っています。
その鍵は、人と人、人と動物、人とモノとの、心ある交流、コミュニケーション(Communication
for the Future)ではないでしょうか。